自分の心の声って何?ってなった話

自分の心の声を聞きましょう、とよく転職本とか人生指南書に書かれている。 まあこんな記事を書くということは、それが分からないわけで。いわゆる自分の軸というものが思い浮かばない…。 ってなっていたのだが、つい最近ほんの少し見えたことがあるので、自…

名前を呼ばれるということ

高校を卒業した日、家に帰ったあとに寝床へぶっ倒れた。 卒業式をつつがなく終え、涙ぐんだのも少しであったのに、家の扉を閉じた瞬間に自分の心は、惜別の念に堪えなくなったのである。 ぶっ倒れた自分は30分~1時間ほど眠っていた。そして不思議な夢、もと…

とくせい:ものあつめ

オタクの習性の一つに「物を集める」というものがある。 大学時代、ネットに転がっているフリーの論文をたくさん集めていた。 フリーの論文というのは、学術誌に掲載された論文が著者の意向などで、PDFファイルとして無料でダウンロードできるものである。探…

遊園地のナン

初めてナンを食べたのは、先日閉園した練馬区の某遊園地であった。 親戚のツテでよく入園券が手に入ったらしく、別にその遊園地の熱烈なファンという訳ではなかったものの、1年に一度くらいは訪れていたように思う。 その遊園地の外の売店で提供されていたの…

リアル恋愛シミュレーションゲーム [短編小説]

B氏は後悔していた。 もし目の前に過去の自分がいたならば、ひどく叱りつけ、罵り、平手打ちを食らわせていたであろうほどには、彼は腹が立っていたのである。 それは先日行われた高校の同窓会に出席した際のことであった。30を目前に控えた、いわゆる「アラ…

机と椅子買ったし何か書く

何か長めのものを書く趣味を持とうと思ったとき、ちゃぶ台では都合が悪いと初めて気づいた。それが丸4年前のことになる。不便さを理解したままそれを解決できないという気持ちが頭の奥底にずっと横たわり続けていた。あまりの長さ、そのささくれを放置しすぎ…

A temporary will

夜明け前が一番暗い。 灯台下暗し。 http:@@simp.ly@publish@0pnvk8